人はなぜ働くのか?仕事の意味とは何なのか?

人はなぜ働くのか?仕事の意味とは何なのか?
誰もがこんな疑問を持ったことがあると思います。働く意味とは、仕事の意味とは、それらがいったい人生において何をもたらすのか?

ここで紹介する本は、そんな疑問に答える本です。



働くということ働くということ
日本経済新聞社 (編集)  出版社: 日本経済新聞社
価格: ¥1,575(税込)

日本経済新聞に連載されていたものが本になったものです。
自分が知らない働き方など、知ることができ、ただ単にお金を得るだけでない働くことの意味というのを考えさせられます。
会社も様々ありますし、働き方も様々あります。働き方はその人の生き方にも関わってきます。
そんな働くということ、いろいろな働き方というのが紹介されています。

何を求め、誰のために働くのか?こんな問いかけに迷わず即答できるだろうか。普通に働いていればそこそこの収入や地位が保証された経済は終わり、成果主義や競争社会が働く人の価値観を揺さぶる。先行きが不透明な時代だからこそ、人生を満足のいくものにするために、一人ひとりが働き方や生き方を選び取る必要がある。組織、家族、プライド、充足感、カネ・・・。それは決して二者択一ではなく、様々な解の組み合わせがある複雑な方程式だ。自分にとって何が一番大切なのか。「二つの価値」の間で人々が答えを追い求める。<本文より>



サラリーマン、やめました−脱サラ戦士たちの「それから」サラリーマン、やめました−脱サラ戦士たちの「それから」
田澤 拓也 (著)  出版社: 小学館
価格: ¥1,470(税込)

「週刊ポスト」に連載された 「平成脱サラ戦士たちのそれから」を単行本化したものです。
脱サラして、さまざまな仕事についた人たち50人のその後の実録になります。
ひとりひとりの脱サラの転機から現在までを丁寧に取材してあります。
エリート人生と決別した「山一証券」元社員たちの6年後  大手商社を棄てて収入ゼロから始めた「農家」「探偵」への転身  人生の修羅場をへてたどり着いた生涯現役を貫く仕事への充実感  田舎で自分の居場所をさがしていた妻を元気づけた商売繁盛の充実感  会社の看板を捨てて「自分」を売って生きる小さな商売の夢  10年単位で大きな夢を追え!ゼロを知る男がつかんだ成功方程式  子供の病を転機に会社をやめ、初めて知った父としての喜び  夕暮れになったら仕事を終え、子供に迎えられる毎日充実人生
どれもこれも実際に脱サラした人の話なので、真実味があります。
脱サラして自分でなにかやってみたいという気持ちは誰もが持ったことがあるかもしれません。自分でもできるのではないかと思わされました。脱サラに興味がある人は一度読んでみるといいと思います。

筆者の「会社をやめた人間は、権力や肩書とも縁どおく、経済面でも苦労がつきまとう。それでも振りかえらず前向きに生きていくしか道はないのだ」という一節が印象に残ります。



プロ論。プロ論。
B-ing編集部(編集)  出版社: 徳間書店
価格: ¥1,680(税込)

リクルート発行の求人誌「B-ing」のなかの連載記事を加筆、修正したもので、さまざまな世界で成功している著名人の仕事とは何なのか、価値観などを語っています。経営者ではカルロスゴーン、三木谷浩史、柳井正から司会者の田原総一朗映画監督の井筒和幸などなど有名どころばかり50人からなっている。どれもさすがに一流どころの人なので、非常に内容があり、誰もがこんな働き方をしたいと思う内容である。

「毎日がつまらなく無気力に過ごしている」「先行きが不安でやる気が起きない」「会社に行きたくなくて遅刻ばかりしている」…。B-ing編集部には若いビジネスパーソンから、さまざまな悩みが寄せられます。しかしその一方で、「仕事で徹夜しても全然平気」「休みなんかいらない」「仕事というより遊んでいる感じ」「お金のために働いてるわけじゃない」…といった「仕事が面白くってしょうがない」人たちもいるんですよ。両者の違いはどこにあるのでしょうか? その疑問を解消するために、B-ing編集部では「プロ論。」という連載を始めました。それから5年、計250人以上の一流といわれるプロに会って話を聞くうちに、「仕事を面白くする法則」に気づきました。それは…。本書を読んでいただければきっと分かると思います。<筆者からのコメント>



なぜ、あなたは働くのですか?なぜ、あなたは働くのですか?
五十棲 剛史(著)  出版社: ビジネス社
価格: ¥1,365(税込)

船井総研を代表する看板コンサルタント、五十棲剛史さんの本です。かなり具体的にエピソードを添えたりして、目から鱗が落ちるというか、いままでおぼろげだったものをはっきりさせてくれる本です。大切なのは、まず自分の「ミッション」を知ること 「格好いい会社」にいるより、「自分自身が格好いい」ことが第一 会社は人の役に立つために存在している 一対一・六対一・六の二乗の法則を知ろう 「お金を稼ぐ」というのはどういうことか 成功とは、世の中にたくさん役に立つこと どれもこれも素晴らしい内容が用意されています。働くにあたって、お金でない部分が何であるのかというがうまく説明してあります。

その当時、「ビジネスモデル・コンテスト」というのがあって、入賞した一位と二位は消えました。でも、三位の企業家は大成功して、現在も活躍しています。いったい一位と二位の人と、三位の人では、何が違っていたのでしょうか?夢を実現する法則、なんて言われるものがありますね。具体的な目標をかかげて、それに一途になって努力すれば、願った夢は実現する。それは三人とも同じでした。情熱、信念、人間性。みな同じように優れた人物であり努力家でした。でもたった一つだけ、違っていたものがあります。
「なぜ、あなたは働くのですか?」
それが、この質問に対する答えだったのです。<本文から略>



最高の報酬  お金よりも大切なもの 働く人の名言集最高の報酬 お金より大切なもの 働く人の名言集
松山 太河 (編集)  出版社: 英治出版
価格: ¥1,260(税込)

歴史を経て活躍した著名人のさまざまな働くことや生きることの意義が書かれています。成功した人の言葉だけにどれも重みがあります。どれもタイトルのようにお金より大切なもの、お金でない働き方、生き方というのが提唱されていて、一人一人の言葉に唸らせられます。

「医者は生活の安定を約束していた。しかし、僕は画が描きたかったのだ」 <手塚治虫>

「この道をいけばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道は無し 踏み出せば一歩が道となり、一足が道となる 迷わずいけよ いけばわかるさ」<一休和尚>



働くことは生きること働くことは生きること
小関 智弘 (著)  出版社: 講談社
価格: ¥735(税込)

旋盤工として50年あまり生きてきた筆者である小関智弘氏から見た日本社会の移り変わり、また職人としてのものづくりの楽しさ、働くことの喜びが書かれています。
中小企業の厳しさも伝わってくる内容であり、人間模様というのもいろいろと書かれています。
原子力部品を削ったという章があるのですが、それにまつわるエピソードは現場の職人の眼力というのは素晴らしいと唸らせられます。
日本の高度経済成長はこういった人々のおかげにより成しえたものだと思います。
ただ現在では筆者は現場が軽視されていると警告を発しています。
今の日本社会では町工場がどんどん少なくなり、中国なりに仕事が奪われてきており、物言う職人という人が少なくなってきているような気がして残念でなりません。


本文の中に「そんな日本の社会の底辺で、働くことが生きること、生きることが働くことと信じて疑わない人たちがいる。町工場だけにいるわけではない。農村にも、学校にも、医療や福祉の現場にも、いや大きな企業のなかにもむろんいるのにちがいない」というところに心を打たれます。
「働くことは生きること」、まさに実感させられる内容の本です。



働くことに火をつける - ミッション、パッション、ハイテンション働く気持ちに火をつける−ミッション、パッション、ハイテンション
斎藤 孝 (著)  出版社: 文芸春秋
価格: ¥1,260(税込)

タイトルのとおり、働く気持ちに火をつけられる本です、元気が出てきます。
やる気が出て仕事をするにはどういった姿勢であればいいのか、人はどういった場合にやる気が出て働けるのかがわかりやすく書かれています。
出会ったものに触発されて、私の使命へ高める技 [ミッション]、ネガティブ体験を情熱へ反転させる技 [パッション]、ハイテンションな身体でポジションをゲットする技 [ハイテンション]が必要としています。
世間に自尊心を奪われるな!という章があるのですが、フリーターやニートの若者たちは多いが、その経験を意義あるものにするためにも、パッションという感情を感じてほしいと思うとあります。
筆者の齋藤孝氏も32歳で明治大学に職を得るまで、定職もなかったとあり、そんな筆者よりフリーターやニートの人もパッション力より一歩前へ踏み出して欲しいとエールを送っています。
いろいろなエピソード、人物からの引用があったりして、なるほどとも思いますし、非常にわかりやすく読みやすい本です。

仕事がつまらない、だるい、すぐに疲れる。
職場にいる時間が苦痛だ、生活のためだと割り切っている。
いまの仕事は、自分を活かせるやりたい仕事じゃない。
どうしても働くことに踏み出せない。
好きで始めたはずの仕事だが、いまではまったく張り合いがない。
そんなときはまず、「ミッション、パッション、ハイテンション!」と叫んでみてほしい。
私が「働く呪文」と名づけたこの三つの合い言葉は、心身に火をつける強力な技だ。
働くことが何十倍も楽しくなり、本物の仕事力が確実に身につくメソッドだ。
いつでも、誰でも習得できるこの技で、喜びに満ちた時間を味わってみてほしい。
さあ、爽快感あふれる仕事の世界へようこそ!<本文より>



仕事の裏切り、なぜ、私たちは働くのか仕事の裏切り、なぜ、私たちは働くのか
ジョアン・キウーラ (著)  出版社: 翔泳社
価格: ¥2,940(税込)

仕事の意味について考えることは人生について考えることにほかならず、仕事とは何なのか、働くとは何なのかというのが書かれています。
初対面の人にどういう仕事をしているのかという質問はよくありますが、それほど仕事とは人が生きていくうえで中心になっているものでもあります。
歴史から見た仕事の変遷や哲学、宗教からの視点もあり、仕事、働くことについていろいろな角度から掘り下げています。
かなり読み応えがありすぎる本です。
 
私たちはいまこそ、人生を選択する術を身に付ける必要がある。
私たちは「仕事」に人生を支配されてきた。
「仕事」は本来、生活を秩序付ける価値もある。
「仕事」中心の人生でも、それが意識的な選択で幸せになれるなら結構なことだ。
しかしそうでないのなら、どうやって「仕事」を人生に適合させるかを考え始めるべきである。
どうやって人生を「仕事」に合わせるのでなく・・・。<本文より>



働き方働かせ方―社員と会社の新しい関係働き方働かせ方―社員と会社の新しい関係
宮内 健 (著)  出版社: 旬報社
価格: ¥1,470(税込)

終身雇用、年功序列の崩壊に伴い日本の会社のなかでも従来の働き方からの変化が求められている。
社員と会社の双方が幸せな関係とはどんなものなのか?
既成概念にとらわれない新しい社員と会社の関係を築いている、様々なの会社を挙げて紹介している。

第1章 就職・再就職 雇用のミスマッチをどう克服するか?
    株式会社パソナ 株式会社日本商工振興会
第2章 配置 自分の仕事は自分でつかみ取れ!
    株式会社イトーヨーカドー イーディーコントライブ株式会社
第3章 育成 個人の能力開発は会社の責任か?
    株式会社ねぎしフードサービス
第4章 評価 「適切な評価」とはどのようなものか?
    トヨタビスタ高知株式会社
第5章 給与 業績と給与の適正な関係とは?
    株式会社希望社
第6章 アルバイト(非典型雇用) アルバイトが目の色を変えて働く組織
    株式会社 グローバルダイニング
第7章 退職 会社を去るものを支援するこれだけの理由
    株式会社リクルート



辞めるな!キケン!!辞めるな!キケン!!
森永 卓郎(著)  出版社: ニッポン放送
価格: ¥1,260(税込)

森永卓郎さんの年収300万円時代を生き抜く経済学はかなり売れて有名な本ですが、これはそんな時代に正社員で働く人、仮に年収300万円であっても辞めてはいけないという本です。
誰もが思う次のようなキケンがいろいろと提示してあります。
転職してステップアップしたいなぁ、こんな安月給でやってられるか!もういい転職してやる!!毎日、毎日、サービス残業で、もうウンザリですよぉ、年功序列で定期昇給より、成果主義のほうがいいに決まっているよ、年収?そりゃあ、1000万円くらい目指したいでしょ、外資系なら収入いいし安定しているし、まず、間違いないよね、など111の様々なキケンに納得の答えが用意してあります。
ウチの会社、もう全然だめっすよというのもあるのですが、ウチのというのでもう身内意識になっていると、会社人間になっているとあります。
その点女性は「ウチの会社」と言わず、「この会社」と言う人が多いそうです。
客観的に会社を見たり、対等であるなら「この会社」と呼ぶべきのようです。

年収300万円が嫌で会社を辞めても、その先年収100万円台生活が待っているかもしれません。
森永さんは年収100万円台生活は生命を維持するのでやっとであり、家族を養い人間的な生活を送るのはほとんど無理とあります。
ただこれからの時代、そういう年収100万円台生活を送る人は増えるとしています。
森永さんは年収300万でも精神的に豊かで幸せに生きられるとしており、年収100万円台になると発泡酒も飲めないが、まだ年収300万円なら飲むことができる幸せがあるから、有難く浸るべきであると。
この本を読んでみて、それでも会社を辞めたい、転職したいというのなら、転職してみるべきであり、それぐらい転職は覚悟が必要に思います。



働かないって、ワクワクしない?働かないって、ワクワクしない?
アーニー・J. ゼリンスキー (著)  出版社: ヴォイス
価格: ¥1,890(税込)

働かないってワクワクしない?、アーニー・J.ゼリンスキーの本の名前です。
人生に「満足」をもたらすのは、高い収入でもモノでもない。
「仕事中心」から「生活の味わい」に世界観を切り替え、生活水準を下げてでも、ほんとうの満足できるライフスタイルを選ぶこと、ダウンシフター達のスローな生き方をすすめています。
 
本文より一部抜粋
■ 少なく働き、よりよく生きる
仕事のモラルは、私たちにとってプラス面よりマイナス面の方が多い。
仕事中心、金中心の精神構造を捨てないと、幸福のために何が本当に大事かはわからないだろう。そろそろ仕事のモラルを変える時だ。
このモラルのおかげで、私たちは奴隷になっている。勤労の美徳を見直すことは、とっくの昔にやっておくべきだった。
 
■ 人生であなたが本当に欲しいものは何ですか?
私たちの多くは、人生がいったい何のためにあるのか、すっかり忘れてしまっている。
子供のときには、何をすれば楽しく、満足できるかがよくわかっていた。
だが、大人になってからは、そんな子供のときの気持ちを押し殺して生きている。
いつも自分の欲求や望みをあきらめていると、人生は色あせ、何があっても心が動かされなくなってしまう。
 
■ 人生の楽しみは自由時間から始まる
人生に情熱を感じられない時は、あなたの興味をかきたてるものを探そう。
毎日決まりきった仕事をし、安定ばかり求めていると、人生は代わり映えしない退屈なものになる。
新鮮で刺激的な空気を呼び込むために、わざと新しいことをやってみよう。珍しい人を訪ねる。新しい友人を招待する、新しい出来事に参加する。
運を天に任せ、リスクを冒そう。おもしろそうな人々、食べ物、場所、文化、本を試すのもいい。
 
■ 一杯のコーヒーを飲む時は、その瞬間に生きよう。ほかのことは何もかも忘れる。今、全世界はストップしている。あなたがコーヒーを十分に楽しめるように。



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